【体臭と食べ物の関係】

食べ物とニオイ

体臭に悩んでいる方は、もしかしたら食生活が原因かも?

 

と考えた事があると思います。

 

実は、体臭と食べ物は強く関係しているのです。

 

体から発生するにおいは、アポクリン汗腺から分泌する脂肪酸と、皮脂腺からの分泌が原因といわれています。

 

アポクリン汗腺から分泌された汗と脂肪が混ざり合った混合液は、活性酸素によって酸化して過酸化脂質という成分に変化します。

 

この過酸化脂質は、強いにおいを放つという性質を持っています。

 

食べ物と関連する体臭となるのは、皮脂腺からの分泌が1番の原因となっています。

 

食べ物を食べると、当然体内に吸収されます。その中でも、においの元となってしまうのが、動物性タンパク質と動物性脂肪です。

 

大腸まで送られたタンパク質は細菌によって腐敗します。

 

その時、さまざまなにおい物質を作り出してしまいます。

 

ウェルシュ菌や大腸菌の悪玉菌によって分解されると、アンモニア、アミン等が作り出され、体臭やその他にも、色々な疾患の原因となるのです。

 

体臭をきつくする食べ物

ではどのような食べ物を食べると、体臭がきつくなるのでしょうか・・・

 

1.肉類

肉類は、野菜に比べて腸内で消化されるのに時間がかかります。

 

腸内に長くたまっていると、悪玉菌が増殖します。

 

そうすると腐敗臭を発生させるので、汗や便のにおいがきつくなってしまいます。

 

この腐敗臭は、消化の時にアンモニアや硫化水素が、腸内に発生することと関係しています。

 

においが血液を通って全身を巡るので、体臭がきつきなります。

 

2.お酒

アルコールやカフェインは、皮膚の血管を拡張させたり、汗腺の活動を活性化させる働きを持っています。

 

お酒を飲むと、拡張された血管や、汗腺の活発化で体内で酸化されたアルコールやカフェインが全身を巡ります。

 

それが体臭につながります。

 

3.インスタント食品

インスタント食品や、ファーストフードなど手軽に食べられるものは、現代人の必須アイテムです。

 

しかし、油が多く使われているこれらの食べ物は、体内で酸化して活性酸素を大量に作ってしまいます。

 

この活性酸素がにおいの原因となってしまうので、インスタントやスナック菓子、ファーストフードは取りすぎなうように注意しましょう。

 

4.にんにく・辛い物

にんにくや、辛い物、香辛料などは、消化する際に亜硫酸ガスを発生させます。

 

この亜硫酸ガスが、血液に溶け込んで汗として分泌されます。それがにおいの原因となります。

 

体臭を改善する食べ物

食べ物によって、体臭を抑えられることもあります。

 

それでは、どんな食べ物があるのでしょうか・・・

 

1.腸内環境を整える食品

食物繊維やオ乳酸菌を摂ることで、腸内の善玉菌を増やして、悪玉菌を減らします。

 

腸内で悪臭成分の産生を抑制してくれるので、ニオイの物質を便とともに体外に排出します。

 

・食物繊維の多い食べ物・・・緑黄色野菜・海藻類・玄米・きのこ類

・乳酸菌を含む食べ物・・・ヨーグルト・キムチ・ぬか漬け

 

2.抗酸化食品

体臭を引き起こす原因に、活性酸素がありますが、この活性酸素が多く発生する、そうするとそれがにおいの元になります。

 

活性酸素が発生しないように、酸化されやすい食品は控えて、抗酸化作用のある食品を摂りましょう。

 

・ポリフェノール・・・緑茶・ほうじ茶・紅茶

・リコピン・・・トマト

・セサミン・・・ゴマ

 

トマトのリコピンはとてもいいですね。

3.アルカリ食品(梅干し・お酢)

体内が酸性に傾いていると、身体の抵抗力が弱まって、体臭がきつくなってしまうといわれています。

 

食べ物によって、体内は酸性かアルカリ性になるかが決まります。

 

なので、常にアルカリ性に保つ事が大切です。

 

コンビに弁当を食べると体臭がきつくなる??

コンビニ弁当で使われている食材は品目が少なく、一般的にお米・梅干し・肉・ポテト・野菜3~5種類・小麦と、この程度です。

 

食材は、1日30品目食べるのがいいといわれています。

 

しかし、コンビニ弁当では約15品目ぐらいしかとれません。

 

1日3食、コンビニ弁当ばかり食べていると、腸内細菌のバランスが偏って、体臭がきつくなってしまいます。

 

それでもどうしてもコンビニ弁当が必要な方は、食べる品目を増やすしかないのです。

 

例えばコンビニにおいてあるひじきは、いいです。五目ひじきなら、品目数も稼げますし、なおさらいいです。

 

野菜といえば、サラダを買ってしまう方が多いですが、生野菜サラダはたくさんの量をとることができません。

 

少なすぎると腸内細菌のバランス向上には足りないのです。

 

ビフィズス菌が腸内細菌として、身体にとてもいいことは、よく知られています。

 

コンビニ弁当ばかりで、不健康な食生活を送っている方は、品目を増やして体臭がきつくならないように、気をつけましょう。

 

まとめ

体が発するにおい、つまり体臭は、食べ物の影響を大きく受けているのです。

 

体臭をきつくしてしまう食べ物ばかり食べていると、そのぶん体臭はきつくなってしまいます。

 

「腸内環境を整える食品」「抗酸化食品」「アルカリ食品」、この3つを意識して食事をすれば、体臭予防につながるのです。

 

体臭が気になっている方は、まず自分の食生活を見直してみましょう。

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