
大好きな恋人の口が臭かったら、千年の恋も冷めてしまいますよね。
でも、いつも近くにいる恋人だからこそ、口臭はどうしても気になってしまいます。
だからといって、「口が臭い」とストレートに伝えるのは躊躇してしまいます。
伝え方を誤ると、2人の愛情にヒビが入ってしまうかもしれません。
恋人同士ならばキスをすることもありますが、その時に口臭を移されるのも嫌ですよね。
恋人を傷つけずに、口臭について伝える方法には、どんなものがあるのでしょうか?
まずは口臭の原因を探ってみる
「息が臭いんだけど……」と相手に伝えたところで、言われた恋人も困ってしまうことでしょう。
何故なら、口臭は自分自身ではなかなか気づけないものなので、恋人自身も口臭の原因が分からないことが多いからです。
ですから、口臭があることを伝えると同時に、口臭の改善方法もそれとなく伝えるのがベストです。
まずは、いつも近くにいるあなたが、恋人の口臭の原因を探ってみましょう。
原因が分かれば、相手を傷つけることなく、ケースに合わせて遠回しに口臭を指摘することができます。
口臭の原因
喫煙している
男性の口臭の原因として多いのが、喫煙による口臭です。
タバコの臭いの成分の一部は、なんと糞尿と同じ成分なのです。
いびきをかいている
あなたの恋人は、眠っている時にいびきをかいていませんか?
いびきをかくと、口の中が乾燥しやすくなります。唾液には、口の中の細菌を抑制する働きがあります。
口の中の唾液が少なくなるので、細菌が増え、口臭が起こりやすくなります。
ストレスがかかっている
あなたの恋人は、仕事で忙しかったりすると、イライラしたり、落ち込んだりしていませんか?
もしそのような様子が見受けられた場合、強いストレスがかかっている可能性があります。
ストレスがかかると、自律神経のバランスが崩れます。
自律神経は唾液の分泌をコントロールしているので、自律神経が乱れると、唾液の分泌量も減ってしまうのです。
食生活が乱れている
あなたの恋人の食生活が乱れているのであれば、もしかするとそれが原因で口臭を引き起こしているのかもしれません。
たとえば、朝食を抜く・1日に何食も食べるといった食生活を送っていると、自律神経が乱れ、唾液の量が少なくなってしまいます。
自律神経は生活のちょっとした乱れに影響されるので、注意が必要です。
食事を抜くと、噛む回数が減るため、唾液の分泌が減る原因にもなります。よく噛んで食べると、唾液が十分に分泌されるので、口の中が綺麗に保たれます。
食後の口の中は、細胞の数が一番少ないタイミングでもあるので、食事を抜くというのは口臭を悪化させる大きな原因になります。
早食いをしている
食事を1日3食しっかり食べていたとしても、よく噛まずに食べている場合は、唾液の分泌量が減っている可能性があります。
一緒に食事をとる時に、よく観察してみましょう。
歯磨きを丁寧にしていない
歯磨きが十分でないと、臭いの元になる食べカスが綺麗に落ちないのはもちろん、虫歯や歯周病といった歯や歯茎の病気の原因にもなります。
日本人の成人の約8割が、歯周病にかかっていると言われています。
虫歯や歯周病は、独特の悪臭を放つため、酷い口臭の原因になります。
口臭を移されない方法
口臭を移されないようにするには、口臭が治っていない状態の時にキスをしないことです。
口臭の原因が虫歯や歯周病だった場合には、菌が移されてしまい、あなたの口の中も病気になってしまう可能性があります。
恋人に口臭を指摘する方法
体調や病気を心配する
口臭の原因になるストレスは、誰にでも多かれ少なかれ必ずあるものなので、口臭の話をする時にも使いやすいワードです。
『最近、ストレス溜まってない? ストレスが溜まると、口臭の原因になるんだって。いつもは気にならないのに、今ちょっと口臭がしたから気になったの。
あなたの体調が心配なの』
このように、あくまで体調を心配しているという言い方にすれば、相手はそこまで傷つかずに済むでしょう。
もしも本当に『実は最近、ストレスが酷いんだ』と相手が相談してくれば、原因も分かって一石二鳥です。
一緒にお風呂に入るなどしてリラックスさせ、恋人のあなたがストレスを和らげてあげましょう。
また、歯周病も口臭の原因になりますから、『口臭がするけど、もしかしたら歯周病じゃない? 心配だよ』と、こちらも病気を心配する体で言ってみましょう。
ガムを渡す
『これ、私が気に入ってるガムなんだ。仕事でお客様と話す時に、口臭が気になるから』と、あくまでお菓子としてミント系のガムを渡してみましょう。
『あなたは口臭、あんまり気にしない?』と、雑談の中で口臭の話題に持っていくのもいいでしょう。
恋人に、口臭のことを意識させるのがポイントです。
ガムを噛むと唾液が出るため、口の中の細菌の増殖を減らします。
一時的ですが口臭を抑えることもできるので、おすすめです。
口臭チェッカーを使ってもらう
市販されている口臭チェッカーで調べれば、口臭があるのは一目瞭然です。
しかし、あなたが恋人に口臭チェッカーを渡したとしても、それでは直接「口が臭い」と言っているのと同じです。
そうならないために、自然な形で口臭チェッカーを使ってもらいましょう。
家電量販店に行くと、口臭チェッカーが試用できるコーナーがある場合があります。
大きめの家電量販店なら、家電だけではなく美容グッズなどを取り扱っている場合もあるので、それを買いに行きたいと恋人に伝え、一緒に来てもらいましょう。
その時に、冗談めかして『口臭チェッカー試してみようかなぁ。
キスする時に、いつも心配しちゃうんだよね』と、あくまで自分自身の口臭を心配しているのだとアピールします。
その流れで、恋人にもセルフチェックしてもらいます。あとは機械が自動的に、恋人に口臭の有無を伝えてくれます。
『口臭の原因って色々あるから、心配だなぁ』とフォローしてあげれば、恋人はそこまで傷つかないでしょう。
彼氏を傷つけないためには、とにかく遠回りを
口臭は、大変デリケートな問題です。
恋人に不快な思いをさせてしまっていたという意味でショックを受ける男性もいれば、プライドが傷ついてショックを受ける男性もいるでしょう。
彼氏の性格がどうであっても、傷つけてしまうことには変わりありません。
恋人に口臭のことを伝える時は、とにかく遠回りをしましょう。
言葉をオブラートに包んだくらいでは、足りないと思います。
今回ご紹介した方法は、少しまどろっこしいと感じられるかもしれませんが、2人の仲を裂かないためには様々な工夫が必要なのです。
将来の2人のことを考えれば、原因をしっかりと突き止めて、改善の手助けをすることも大事です。あなたがサポートして、恋人の口臭を一緒に治していくようにしましょう。