ニオイ対策【口臭サプリ】は効果あるの?

口臭サプリは効果あるの?口臭サプリを購入する際に気を付けること

 

口臭に悩める人々の助けとなっているのが、口臭を改善するサプリです。

 

最近は「スメル・ハラスメント」という言葉が徐々に認知され始め、口臭を気にする人が増えてきました。

 

そのためか、口臭を抑える新たなサプリがどんどんと開発され、コンビニなどでも手軽に買えるようになっています。

 

どこでも買える口臭サプリですが、買う時には注意すべきことがあります。

 

また、場合によっては、サプリの効果が全く現れないこともあるのです。

 

  1. 様々な口臭サプリ

 サプリには、主に3つの種類があります。

 

 1つ目は、消臭成分を配合した、臭いそのものを消臭してくれるタイプです。

 

このタイプのサプリに配合されているカテキンやフラボノイドには、消臭効果があります。

 

 2つ目は、香料の強い香りによって、口臭をごまかすタイプです。

 

バラの香りのサプリをよく見かけますが、これはバラに含まれる成分が、口臭や体臭を消す働きをするためです。

 

バラ以外にも、ミントやジャスミンなどの、いい香りのものが販売されています。

 

 3つ目は、腸内環境を改善するタイプです。

 

腸内には善玉菌と悪玉菌が存在していますが、ストレスなどが原因で悪玉菌が増えると、口臭の原因になるガスが発生します。

 

このタイプのサプリには、腸内環境を整える成分が配合されています。

 

2.自分の口臭のタイプに合わせて買う

 サプリにいくつか種類があるのは、口臭の原因が人によって違うからです。

 

サプリを購入する際には、自分の口臭の原因に合ったものを選ぶ必要があります。

 

食べ物のカスが溜まっていたり、唾液が減ったりすると、口の中の細菌が増殖しやすくなります。

 

増えた細菌が、アンモニアなどのガスを発生させ、口臭の原因になります。

 

ガスの悪臭を消したいのであれば、消臭タイプのサプリを選びましょう。

 

 ニラやニンニクといったニオイの強い食べ物を食べると、一時的に口臭がします。

 

食べ物の強いニオイは、カテキンやフラボノイドなどの成分だけでは消臭しきれないため、香りでごまかすのが一番適しているでしょう。

 

もしも、普段から口臭に悩まされていて、その上食べ物のニオイも合わさってきつい口臭になっているのであれば、消臭タイプと併用するのもきっといいでしょう。

 

 強いストレスを自覚していたり、上記の2つの原因に当てはまらなかったりする場合は、腸内の環境が悪化しているのかもしれません。

 

その場合は腸内環境を整えるタイプを試してみましょう。

 

もし、いくらサプリを試しても効かないという場合は、口臭の原因を間違って自覚してしまっているのかもしれません。

 

自分がどのタイプなのか、再チェックしてみましょう。

 

3.口臭サプリが効かない場合

 口臭サプリは、口臭を抑えるために開発されたものです。

 

口臭の原因に合ったサプリを使えば、効果のある人にはきちんと効果が出ます。

 

しかし、口臭の原因の種類によっては、サプリの効果が全く出ない場合があります。

 

3-1.内臓の病気が原因の口臭

 内臓の病気は、一見すると口臭とは無関係のようですが、実は重篤な病気のサインである可能性があります。

 

ドブのような口臭がする場合は、胃ガンや食道ガンが疑われます。

 

酸っぱい臭いがする場合は糖尿病、強いアンモニア臭がする場合は肝硬変や肝臓ガンの可能性があります。

 

病気が原因の口臭には、サプリは効きません。

 

 あまりにも酷い口臭で、サプリが全く効かない場合は、病院で診てもらった方がいいでしょう。

 

3-2.口腔内の病気が原因の口臭

 口臭の原因となる口の中の病気としては、虫歯や歯周病が挙げられます。

 

口腔由来の酷い口臭の殆どは、歯周病が原因だと言われています。

 

虫歯も歯周病も、独特の異臭を放ちます。

 

虫歯や歯周病は、自覚症状がない場合があります。

 

歯周病は、日本人の成人の約8割がわずらっていると言われているので、歯や歯茎が気になるようであれば医師に診てもらいましょう。

 

3-3. 歯垢(プラーク)が原因の口臭

病気以外でやっかいなのが、歯垢が原因で起こっている口臭です。

 

歯垢と食べカスは混同されがちですが全くの別物で、歯垢は細菌の塊です。

 

色は白か黄色であまり目立たず、ネバネバとしており、歯の表面にくっつきます。特に歯の病気がない健康な人でも、歯垢は必ずできてしまいます。

 

歯垢を取るには、歯ブラシで歯の表面をしっかりと擦るように磨くことが大切です。

 

毎日朝と就寝前の2回、欠かさず歯磨きをしていれば、そこまで心配はいりません。

 

ところが、付着して48時間ほどが経過した歯垢は、セルフケアでは落とせなくなってしまいます。

 

歯垢は時間が経つと、バイオフィルムというものを形成して、歯の表面にしっかりとくっつきます。

 

ネバネバとしたものがまさにバイオフィルムで、細菌が自分の身を守るために作り出すものです。

 

一旦バイオフィルムを形成してしまった細菌は、歯科にある専用の機械で落とすしかありません。

 

ですから、どれだけ熱心に歯磨きをしても、口臭の原因がなくならず、どんなサプリを試しても効果が出ないのです。

 

 サプリを色々と試す前に、口の中に悪臭の原因になるものが、そのまま残っていないかチェックしましょう。

 

4.自分にピッタリな口臭サプリを見つけよう

 いくつものメーカーから、様々な種類の口臭サプリが販売されているため、買う時にはとても悩んでしまうと思います。

 

ですが、サプリの種類は基本的に3つですので、自分の口臭の原因に合わせて買うようにすれば、そこまで失敗はしないはずです。

 

できればインターネットで口コミやレビューを見て、評判を確認してから購入しましょう。

 

自分と似た症状の人の意見は、サプリを買う上でとても参考になります。

 

 ただ、口臭の原因を自分で勝手に判断するのは、少し怖い面もあります。

 

ただの細菌の臭いだと思っていたのに、実は重篤な病気だった……というケースも考えられます。

 

もしも、どんな種類のサプリを試しても効果がないという時には、すぐに病院を受診しましょう。

 

ドブのような口臭や、酸っぱい口臭などには要注意です。

 


口腔由来の口臭であれば、正しい歯磨き方法でケアをした上で口臭サプリを使えば、口臭は抑えられるでしょう。

 

虫歯や歯周病を防ぐという意味でも、歯磨きはしっかりと行いましょう。

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