【口臭の原因になりやすい食べ物と飲み物にご注意!】

日常的に食べたり、飲んだりしているものはありませんか?

 

もしかしたら、それらの食べ物が、酷い口臭の原因になっているかもしれません。

 

習慣的に飲んでいる物、どうしても食べてしまう嗜好品。

 

こういったものには、口臭の原因になっているものが少なくないのです。

 

また、特にきつい臭いのない意外な食べ物が、口臭を引き起こしている場合もあります。

 

どんな食べ物や飲み物が口臭の原因になるのか、チェックしてみてください。

 

1. 口臭の原因になりやすい食べ物

1-1.ニンニク、ネギなど

ニンニクは、口臭の原因になる食べ物として誰もが思い浮かべるものでしょう。

 

ネギ類も、腐ったような臭いの原因になります。

 

臭いの強い食べ物は、食べ物そのものの臭いが口臭の原因となります。

 

歯と歯の間にこれらが挟まっていると、強烈な臭いの元になるので、つまようじやデンタルフロスで除去するようにしましょう。

 

また、ニンニクやネギに含まれる成分が体の中で代謝されると、ケトン体という物質を生成します。

 

このケトン体は血液に溶け込み、肺まで送られて、呼気に混ざって排出されます。

 

ケトン体は、強烈な酸っぱい臭いの原因になります。

 

1-2.パン、ケーキ

パンやケーキはパサパサとしており、口の中に付着しやすく、水分を奪います。口の中 が乾燥すると、唾液による細菌抑制効果がなくなってしまい、細菌が増えやすくなってしまいます。

 

また、パンやケーキは柔らかいため、あまりよく噛まずに食べることが多いと思います。

 

よく噛まずに食べると、唾液の分泌が十分にされないため、余計に口の中が乾きやすくなります。

 

1-3.ジャンクフード、スナック菓子

ファストフードやカップヌードル、コンビニ弁当、スナック菓子などには大量の添加物が含まれています。

 

添加物が体内に入ると、活性酸素を発生させやすくなります。

 

活性酸素は、肝臓の働きを鈍くしてしまいます。

 

肝臓は、悪臭の元となるアンモニアを分解する働きがありますが、アンモニアがうまく分解されなくなると、解毒しきれなかったアンモニアが血中に溶け込みます。

 

血中に混ざったアンモニアは、肺まで運ばれ、呼吸に混ざって排出されます。

 

そのため、アンモニア系の口臭が起こります。

 

1-4.牛肉

牛肉は、たんぱく質が豊富な食べ物です。

 

舌の上に住んでいる細菌がたんぱく質を分解するので、腐ったような臭いを発生させます。

 

1-5.ヨーグルト、チーズ

ヨーグルトやチーズといった乳製品も、たんぱく質が豊富に含まれています。

 

細菌が乳製品のたんぱく質を分解するので、口臭の原因になります。

 

また、ヨーグルトは粘度が高いため、歯にくっつきやすいという性質があります。

 

チーズは、歯と歯の間にはさまりやすいです。

 

そのまま放置しておくと、更に口臭が悪化することになります。

 

2. 口臭の原因になりやすい飲み物

2-1.コーヒー

唾液には細菌を抑制する作用がありますが、コーヒーは唾液の分泌量を減らしてしまいます。

 

コーヒーに含まれるカフェインには自律神経を興奮させる採用がありますが、自律神経のバランスが崩れると、唾液の分泌量が減ってしまいます。

 

また、コーヒーは利尿作用があるため、体内の水分を減らしてしまいます。

 

これも、唾液が減る原因になります。

 

コーヒーにはポリフェノールが含まれますが、空腹時にコーヒーを飲むと、胃酸を過剰分泌させてしまいます。

 

胃酸が食道までのぼってきて、酸っぱい口臭の原因になることがあります。

 

2-2.栄養ドリンク

栄養ドリンクには、自律神経を興奮させるためにカフェインが配合されているものがあります。

 

自律神経が興奮すると、自律神経のバランスが崩れるため、唾液の分泌量が減ってしまいます。

 

利尿作用があるのもコーヒーと同じで、体内から水分を奪うため、唾液の分泌量を減らしてしまいます。

 

多くの栄養ドリンクにはアルギニンという成分が含まれていますが、アルギニンには独特の臭いがあるため、口臭の原因になり得ます。

 

2-3.ジュース

糖分を多く含むジュースは、細菌の餌になるため、そのままにしておくと細菌が増殖してしまいます。

 

細菌の塊である歯垢(プラーク)を増やす原因にもなり、口臭を悪化させます。

 

2-4.牛乳

ヨーグルトやチーズと同じように、牛乳にもたんぱく質が多く含まれています。

 

腐ったような口臭の原因になるため、飲んだ後そのまま放置しておくのは危険です。

 

2-5.アルコール

アルコールは独特の臭いがあるため、アルコールを飲んだ直後でも口臭がします。

 

しかしアルコールは、飲んだ後も口臭を生み出します。

 

アルコールが体内に入ると、肝臓で分解され、アセトアルデヒドになります。

 

アセトアルデヒドが血中に溶け込み、肺に運ばれて、呼気となって排出されます。

 

アセトアルデヒドは、独特の刺激的な臭いがします。

 

また、アルコールには利尿作用があります。

 

体中の水分が減ると、唾液の分泌量が減って、口の中が乾燥するので、細菌が増えて酷い口臭になります。

 

3.食べ物や飲み物で口臭がする時の対応策

食べ物や飲み物が口の中に残ったままだと、細菌が増えたり、唾液の分泌量が減ったりする原因になります。

 

特に上に挙げた食べ物や飲み物はその作用が強いので、もし食べてしまった場合は、歯磨きやうがいをするなどしてセルフケアしましょう。

 

体内に入ることで口臭を発生させるタイプのものは、摂取を控えるしかありません。

 

もしどうしても食べたり飲んだりしたい場合は、口臭の発生そのものを抑えるのは難しいので、口臭サプリを利用するなどして対応しましょう。

 

4. 日頃から食べ物や飲み物に気を付ける

コーヒーは寝不足の日や仕事中などに飲みますし、香りもいいので、よく飲まれている嗜好品のひとつです。

 

ジュースやケーキなどの甘いものも嗜好品で、すぐに控えるのは難しいと思います。

 

ですが、口臭が気になっている場合は、それらが原因になっている可能性が十分にありますので、まずはやれるところから食生活を見直してみましょう。

 

どこでも手に入るジャンクフードは、安くて美味しいのが魅力的ですが、添加物が大量に入っていることを忘れてはいけません。

 

添加物は口臭以外にも健康に影響を与えますので、できるだけ控えるようにしましょう。

 

いかにも口臭の原因になりそうなものから、意外なものまで、様々なものをピックアップしてみました。

 

これから食事をする際は、これらの食べ物のことを少し意識してみるようにしてください。

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